50年代と未来の融合...「DS」が初の7人乗り電動SUV導入へ!車名はどうなる!?
シトロエンから派生した高級ランド「DS」は、現在新型の電動クロスオーバークペSUVを開発中だが、その最新プロトタイプをカメラが捉えた。市販型では、1950年代の象徴的なシトロエンDSからインスピレーションを得ているが、2020年に発表された「Aero Sport Lounge」の近未来デザインの多くも取り入れ、50年代と未来の融合を実現するという。基盤には、ステランティス グループの新しい「STLA M」プラットフォームを採用、プジョー「E-3008」と共有、7人乗りレイアウトが予想される。上位モデルには最高出力388psを発揮するデュアルモーター仕様も設定 【写真を見る】DS8 市販型プロトタイプのスパイショット ステランティス傘下のDSオートモービルは、2009年にシトロエンの高級ブランドとして誕生。2015年には独立し単独ブランドとなった。当初はシトロエン車をベースにしていたが、DSとして単独開発された最初のモデルとなった「DS 7クロスバック」が成功して以来、2020年にはハッチバックのDS 9、そして最後に2021年にはコンパクトのDS 4を導入した。現在は「DS 4」を含む4台のラインアップ構成となり、DS 7とDS 3から「クロスバック」の名称が外され、すべて日本市場でも正規販売されている。 DSは現在、とりわけ電気自動車と上位セグメントのモデルという2つの分野で躍進を強化しており、このフラッグシップモデルは、その両方の役目を担う。 市販型では、1950年代の象徴的なシトロエンDSからインスピレーションを得ているが、2020年に発表された「Aero Sport Lounge」の近未来デザインの多くも取り入れ、50年代と未来の融合を実現するという。基盤には、ステランティス グループの新しい「STLA M」プラットフォームを採用、プジョー「E-3008」と共有、7人乗りレイアウトが予想される。 ドイツの公道で捉えたプロトタイプは、厳重にカモフラージュ、フロントエンドからは細いヘッドライトが見えているが、グリルと呼べるものはほとんどなく、バンパーの下部に小さな開口部があるだけのシンプルなデザインが見てとれる。 側面からは、独特なリアクォーターウィンドウの形状が確認できるほか、後部ドアに従来のハンドルはなく、厚いCピラーに組み込まれている。一方、フロントドアにはフラッシュドアハンドルが採用される。リアセクションは、かなりスタイリッシュで、流麗なクーペルーフからつながるボディ外側に、非常にスリムなLEDテールライトを配置、トランクリッドに統合された中央のブレーキライトも確認できる。 エントリーモデルには86kWhバッテリーを、上位モデルには98kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は700kmと予想される。また最高出力230psを発揮するシングルモーターの他、最高出力388psを発揮するデュアルモーター仕様も提供されると噂されている。 車名は「DS8」が最有力とされており、2024年第3四半期にワールドプレミアが予定されている。価格はプジョー「E-3008」よりもかなり高い約50,000ポンド(約956万円)と予想され、イタリアのメルフィにあるステランティス工場で組み立てられる。
APOLLO