「怪獣マエストロ」語る極意とは... 特撮の魅力つまった「空想フェス」11月17日まで
空想の力で地域を盛り上げようと、福島県須賀川市と円谷プロダクションの新イベント「すかがわ空想フェス2024」が16日、市民交流センター「テッテ」など市内各地で始まった。17日まで、ウルトラマンや怪獣との撮影会、ライブの初演、トークイベントなど多彩なプログラムを展開している。
同市はウルトラマンの生みの親で「特撮の神様」と称される故円谷英二監督の故郷。市と円谷プロが結んだまちづくり提携協定の一環で、県も参画した「空想の力を育むまち」プロジェクトとして初開催。テッテや市文化センター、市役所、福島空港などを会場に「ウルトラマンエックス」劇用車の展示やオリジナルグッズの販売も行われている。 初日は「空想ミーティング」と題したトークイベントが開かれ、円谷プロの造形師で「怪獣マエストロ」と呼ばれる品田冬樹さんが円谷監督の「空想の力」や生きた怪獣をつくるための極意を語った。コピーライターの糸井重里さんと起業家の深井龍之介さんは空想を巡って対談した。家族連れや特撮ファン、台湾と米国からのツアー客らが訪れ、須賀川ならではの特撮文化の魅力に触れた。
福島民友新聞社