九里投手、広島での11年に感謝…新天地オリックスでの活躍誓う
12日にオリックス・バファローズへの移籍が決まった広島東洋カープの九里亜蓮投手(33)。一夜明けた13日、広島市南区のマツダスタジアムで報道陣の取材に応じ、「オリックスに移籍することに決めた。11年間、ありがとうございました」と球団やファンに感謝の言葉を口にした。
鳥取県出身の九里投手は、2014年に亜細亜大からドラフト2位でカープに入団。21年に13勝を挙げて最多勝のタイトルを獲得するなど、豊富なスタミナを武器に主に先発として活躍して昨季、海外フリーエージェント権を取得していた。
既に新井貴浩監督(47)には報告を済ませ、「野球人生は一度きりだし、どういう決断を下したにしても応援している」とエールを送られたという。カープでの一番の思い出を問われると、18年9月に自身が先発し、8回を2安打無失点に抑えてリーグ3連覇を決めた東京ヤクルトスワローズ戦を挙げた。
「こんな自分を使い続けてくださった監督さん、コーチの方には感謝している。(カープでは)3連覇や貴重な経験をさせてもらった。11年間やってきたものを大切にしていきたい」と新天地での更なる飛躍を誓った。