イライラモードの芦澤竜誠が一方的にインタビューを打ち切り。太田忍は「ピリピリしすぎて気疲れしないようにしてほしい」【RIZIN.45】
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日インタビューが12月29日、都内で開催された。今大会でMMAデビューを果たす芦澤竜誠(フリー)が「うるさいよ! 試合前に。終わり!」などと5分弱でインタビューを勝手に打ち切った。 芦澤はRIZIN初参戦となった4月の皇治戦ではキックボクシングルールで対戦し、判定勝ちを収めた。その試合の前からMMA転向を公言し、試合後の会見では夏から秋にかけたあたりでMMAデビュー戦を行いたい意向を示していた。今回、いきなりレスリングのリオ五輪銀メダリストの太田忍(パラエストラ柏)と対戦する。 この日は頭巾をかぶってインタビュースペースに現れた芦澤。「本物の芦澤選手ですか?」という質問に、目元のすき間から左目付近のタトゥーを見せて芦澤本人であることを証明した。 その後の質問には「見たら分かる。それまでお楽しみに。見れば分かるって。明後日でしょ」「特に何もない」「予定通り」「雑魚に興味なし」などと不機嫌モード。 カード発表会見で「こいつは身長が小さいから負ける。これ以上は深くは言わない」と勝利のカギを「身長差」と断言していたのだが、この日、この身長差についての質問が飛ぶと「(影響)するだろう。どう考えても。100パーするだろう!」とぶち切れると「うるさいよ! 試合を見ろって言ってんだろ。だからマスコミの奴らは嫌いなんだよ。見世物じゃないんだよ。撮影とか面倒くさいんだよ、おい。質問してくんじゃねえ。何回も撮影がどうたらこうたら、うるせえんだよ。勝ちに行くんだよ。俺はファイターなんだよ。殴ってやるぞ、てめえら」とまくしたてると「終わり!」と一方的にインタビューを打ち切り、インタビュースペースを後にした。
その後にインタビューを行った太田はこの芦澤の行動に「どうしたんですか? 子供…(笑)」とびっくり。「ピリピリしてスイッチが入っちゃったのかな。あとでツイッターを見てみようかな。ピリピリしているということはそれだけこの試合にかけているということなので、僕もしっかり受け止めたいと思うし、それでもMMAは甘くないので僕のほうが圧倒的に強いところを見せられればいいなと思っている。あとは今からピリピリしすぎて気疲れしないようにしてほしい」と気遣う場面も。 芦澤については「練習は真面目にやっているという話は聞く。格闘技には真摯に取り組んでいる選手のようなので、ここまでどう仕上げてくるか。楽しみ」、試合については「言っても僕のほうが圧倒的に強い。MMAのスキルも経験値もあるので圧倒してしまうんじゃないかと思う。でも向こうも死に物狂いでやってくると思うので、そこを制圧して一方的に展開で行ければいいなと思っている」などと語った。