すす払い、隅々まで 鶴岡・出羽三山神社
鶴岡市の出羽三山神社で1日、恒例のすす払いが行われた。神職らが年越しに向け、羽黒山山頂の三神合祭殿などのほこりや汚れをきれいに取り除いた。 三神合祭殿では、午前9時ごろから神職や巫女(みこ)、信者など計約20人が作業した。長さ約5メートルの「ササぼうき」を使い、普段は手が届かない天井やはりのほこりを丁寧に落とし、畳も雑巾がけした。その後、手分けして他の社殿のすす払いも進めた。 50年以上、参拝しているという東京都八王子市、無職森サキイさん(71)は「お世話になったとの気持ちを込め、隅々まできれいにしたい」と話した。