岩田康誠が『スマホの不適切使用』で騎乗停止、移動時に音楽を視聴…JRA「悪意があったとはみていない」交通ルート確認などはOKも
JRAは15日、岩田康誠騎手(50)=栗東・フリー=に30日間の騎乗停止処分を科したと発表した。不適切なスマートフォンの使用事案が判明したため。騎乗停止処分に伴い、同日に騎乗予定だった京都11Rのダイシンラーなど7鞍が全て乗り代わりとなった。 ◆函館競馬場・芝コース、くっきりと残るタイヤのあと【写真】 JRAによると、岩田康は14日の中京競馬場での騎乗後、京都競馬場の調整ルームへの移動中に、自身のスマートフォンのアプリ(YouTube)で音楽を試聴。京都競馬場に到着後にスマートフォンを確認した際、アプリの使用が確認された。 外部との通信履歴は確認されなかったものの、JRAは移動中の個人の通信機器の使用は、移動の決済や交通ルートの確認など移動に関することしか認めておらず、コメントのやりとりが可能なアプリの使用は禁じていた。 JRAの担当者は「本人は『音楽はOKだと思っていた』と認識しており、悪意があったとはみていない。ただ、昨年5月以降、スマホの不適切利用が散発している中できちんと線引きする必要がある。音楽や動画はJRAが認めたタブレットでは移動中も視聴ができる。今回は使ってはいけないアプリを使用するルール違反ということで一律に判断した」と説明した。
中日スポーツ