アーセナルがデッドラインデーに電撃補強! チェルシーからスターリングがレンタル移籍加入
アーセナルは31日、チェルシーから元イングランド代表FWラヒーム・スターリングがレンタル移籍にて加入することを発表した。 【動画】アーセナルがスターリング加入を発表! クラブの発表によると、レンタル移籍期間は2024-25シーズン終了時までにあたる2025年6月30日まで。イギリスメディア『インディペンデント』など複数のメディアによると、レンタル料は発生しておらず、アーセナルは2024-25シーズン期間内にスターリングの給与を負担する予定だという。給与については、スターリング側が大幅な減俸を受け入れており、約800万ポンド(約15億円)程度の見込み。なお、契約に買い取りオプションは付随していない模様だ。 イギリス『イブニング・スタンダード』など複数のメディアによると、今夏よりチェルシーの指揮官に就任したエンツォ・マレスカ氏は、スターリングを構想外とみなしていたという。プレシーズンでは一定の出場機会を得ていたものの、18日に行われたプレミアリーグ開幕戦のマンチェスター・シティ戦(●0-2)ではメンバー外となり、同選手の代理人が「将来に対する説明」を求める声明を発表。ウルヴァーハンプトンからポルトガル代表FWペドロ・ネト、アトレティコ・マドリードから同FWジョアン・フェリックスらが加入したこともあり、2列目の選手が飽和状態となっていたことで、マレスカ監督も「全員を起用する場所はないから、数人は離れる必要がある」と明かしており、スターリングはチェルシーに“居場所”がなくなっていた。 そんななか、スターリングの獲得に向けて具体的な動きを見せたのがアーセナルだった。移籍市場の閉幕が迫るなか、スピーディに契約をまとめ、今夏の新戦力として迎え入れることが決定。デッドラインデーに、プレミアリーグでの経験豊富なウインガーが新天地を求めることとなった。 スターリングは1994年12月8日生まれの現在29歳。リヴァプールのアカデミーに入団後、2012年3月にトップチームデビュー。2012-13シーズンから主力の座を掴み、公式戦通算で129試合出場23ゴール18アシストを記録した。2015年夏にはマンチェスター・シティへ完全移籍。マンチェスター・シティでも即座に不動のウインガーに定着し、公式戦通算339試合出場131ゴール73アシストを記録。4度のプレミアリーグ優勝だけでなく、1度のFAカップ、5度のEFLカップ制覇も経験した。 2022年7月にはチェルシーへ完全移籍。加入初年度はケガの期間を除くと主力級の1人として活躍を続け、昨季も出場機会を得ていたものの、シーズン終盤戦に入ると出場機会が減少。それでも、2年間の在籍で公式戦通算81試合出場19ゴール12アシストを記録した。 また、リヴァプール時代の2012年9月にはイングランド代表に初招集され、同年11月にデビュー。その後はFIFAワールドカップに3大会連続、EUROに2大会連続で出場するなど、“スリーライオンズ”でも主力として活躍。FIFAワールドカップカタール2022を最後にイングランド代表からは遠ざかっている。これまでに国際Aマッチ通算82試合出場20ゴール27アシストを記録していた。 今夏の移籍市場で、アーセナルはボローニャからイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを完全移籍で、レアル・ソシエダからスペイン代表MFミケル・メリーノを完全移籍で、ボーンマスから元ブラジル代表GKネトをレンタル移籍で獲得。レンタル移籍から完全移籍へ切り替わったスペイン代表GKダビド・ラヤを除くと、今夏4人目の補強となった。
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