巨人・吉川尚輝、今季初の6番で1か月ぶりの一発…奮闘エースへ力強い援護「戸郷が本当に頑張ってくれたので」
◆日本生命セ・パ交流戦 日本ハム2―7巨人(14日・エスコンフィールド) 鮮やかな弧を描いた打球が右翼席で弾んだ。吉川は一塁を回ると、好感触が残る右手を握りしめて喜びを表現した。3―1の5回2死二、三塁。山崎の初球、チェンジアップを完璧に仕留めた。5月10日・ヤクルト戦(神宮)以来約1か月ぶりの一発となる2号3ランで連敗脱出の力になり、「良かったです。本当に打てて、追加点になったので良かったです」と安どした。 【動画】早出打撃練習に吉川尚輝、泉口友汰ら内野陣が集合 38試合連続「3番」で出場していた中、今季初の「6番」での出場。ポイントゲッターとしての役割を果たした格好となった。さらに一発が出たのは失点直後。「点を取られた後だったので、どうしても追加点が欲しかった」とし、「戸郷が本当に頑張ってくれたので、最後まで投げてくれたので」と完投した右腕もねぎらった。 ここまで全64試合でスタメン出場しており、1試合を除きフル出場。攻守でチームに貢献し続けている。「明日が大事ですし、明日も勝ちたいです」。まずは3連勝で交流戦を締めるためにも、気を引き締めて己の役割を全うする。(田中 哲)
報知新聞社