奥入瀬川のサケも「危機的状況」 多い時は15万尾も 2024年は1200尾
青森朝日放送
記録的なサケの不漁。青森県おいらせ町にある奥入瀬川のサケの漁場です。稚魚を採卵、ふ化させてから川に放流し、いったん海に出て上ってきた親ザケを捕獲しています。 【奥入瀬川鮭鱒増殖漁協 戸来三国理事】 「一番多い時で15万尾いくかいかないかくらい。去年は150尾」 (Q.150尾?万尾じゃなくて150尾?)「150尾。今年は(きのうまでで)1200尾」 奥入瀬川鮭鱒増殖漁協の戸来三国理事は、近年の深刻なサケの不漁に頭を悩ませています。 【奥入瀬川鮭鱒増殖漁協 戸来三国理事】 「稚魚を育てて本来であれば4年、4年後に(奥入瀬川に)帰って来るという話なのが、近年ここでも1万尾も獲れない状況なので、本当に危機的状況です」 サケの不漁は青森県内に限らず全国的に続いていて、日本の食卓を支えてきた魚が危機を迎えています。