ドラフトの目玉は侍ジャパンにも招集された「大学生ビッグ4」 清原ジュニアにも注目
今夏の甲子園で準優勝した関東第一(東東京)の坂井遼は小気味よい投球が持ち味。4季連続で甲子園を経験した広陵の高尾響は経験豊富だ。今夏の甲子園で初優勝した京都国際の背番号1、中崎琉生(るい)は進学希望で、プロ志望届を提出していない。
健大高崎で扇の要を担った箱山遥人、超高校級遊撃手の石塚裕惺(ゆうせい)=埼玉・花咲徳栄、宇野真仁朗(西東京・早実)も上位指名で消える逸材といえる。
社会人では強肩を誇る日本生命の正捕手、石伊雄太の評価が高い。
過去のドラフトでは「ビッグ3」「ビッグ4」などとして注目された選手がプロ入りしても、全員が活躍できたわけではない。また、とくに遊撃手や捕手で「この選手を獲得すればそのポジションは10年は安泰」という声もよく聞かれたが、2000年以降の大学生で、その期待に応えたのは中大から巨人入りした阿部慎之助、早大から阪神に入団した鳥谷敬ぐらいか。それぞれ捕手、遊撃手として長年レギュラーをはり、阿部はベストナイン9回、鳥谷は1939試合連続出場、13シーズン連続全試合出場の大記録を成し遂げた。今ドラフトでプロ入りする選手たちも、それぞれのチームで大成できるか注目される。(ドラフト取材班)