西武・松井監督、高橋光成が好調でも「開幕投手今井達也」は決めていた 通達はキャンプ中「本人もそのつもりだったと思う」
◆オープン戦・ソフトバンク2―1西武(16日、ペイペイドーム) ベルーナドームで行われた西武のOB戦の試合後、場内の大型ビジョンで松井稼頭央監督(48)が今季の開幕投手が今井達也投手(25)に決まったことを発表した。松井監督は福岡でのオープン戦終了後、今井を初の開幕投手に選んだ経緯を説明した。 ■「愛おしい」源田夫妻が雑誌の表紙に【写真】 「発表がありましたか? とうとう言えるんですね」と笑顔を見せた松井監督は、抜てきの理由として「責任とか開幕の独特の雰囲気も考えて」と前置きし「非常に気持ちが強い投手だし、チームのためにという思いも強い。だから託した」と説明した。 昨年まで3年続けて開幕投手を務めた高橋が右肩の張りで出遅れているが「高橋が好調でも今井だったのか」と報道陣に問われた松井監督は「今井でいこうと思っていました」と明言した。 今井への通達は春季キャンプ中に1対1で行ったという。「本人もそのつもりだったと思う。その気持ちでオフを過ごしてきたのでは」と松井監督。開幕戦で当たる楽天に対し、今井は昨年7試合で6勝0敗、防御率0・87と抜群の好相性を示した。指揮官は「今井が先頭を切ってチームが(いい)スタートを切れるように」と期待した。
西日本新聞社