宮古島初の日本王者・川満俊輝 初防衛戦に向け「もっともっと(島民に)恩返ししたい」
◆プロボクシング ▽日本ライトフライ級(48・9キロ以下)タイトルマッチ10回戦 王者・川満俊輝―同級1位・安藤教祐(4日、東京・後楽園ホール) 日本ライトフライ級王者・川満俊輝(三迫)が都内の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、100グラムアンダーの48・8キロで1発パスした。対戦する同級1位の安藤教祐(KG大和)もリミットジャストの48・9キロでパスした。2人は21年1月にノンタイトル8回戦で対戦。川満が1回TKO勝ちを収めている。再戦に向け、迎え撃つ王者は「自分が嫌なタイプ。嫌なこといっぱいやってくるんだろうな」と苦笑い。それでも「心を折るボクシングをしたい。攻めていきたい」と返り討ちを誓った。 川満は21年7月にWBOアジアパシフィック・ミニマム級タイトルマッチで現・IBF世界同級王者の重岡銀次朗(ワタナベ)に挑戦し、2回TKO負け。その後、ライトフライ級に階級を上げ、昨年12月に大内淳雅(姫路木下)を2回TKOで下してタイトル奪取に成功した。宮古島初の日本王者となり、「帰ったら祝勝会をやってもらいました。チャンピオンって特別なすごいことなんだと改めて思った」という。初防衛に向け「今で満足しちゃいけない。もっともっと(島民に)恩返ししたい」と表情を引き締めた。 挑戦者の安藤は19年の東日本ライトフライ級新人王。23年5月にWBOアジアパシフィック同級王座決定戦で判定の末、山中竜也(真正)に敗れ、今回が2度目のタイトル挑戦となる。21年のリベンジに向け「めちゃくちゃ対策してきました。前回負けた後は、このためにやってきたと思っている」と闘志を燃やした。 戦績は28歳の川満が9勝(5KO)1敗。31歳の安藤が13勝(6KO)4敗。
報知新聞社