書店の減少が深刻な「奈良」閉店相次ぐ中…子ども一人ひとりにオススメ本選ぶ店「関心ない子が好きになるのが見え楽しい」
「子どもが絵本をすごく読むようになった」小さな書店だからこそ…
一人ひとりの子どもに合わせた本を選んで送る新風堂書店。また1人、子どもが絵本を取りに来ました。 (子ども)「こんにちは」 (中田純さん)「こんにちは、いらっしゃい。今回はこれだよ。『そうべえ ふしぎなりゅうぐうじょう』」 中田純さんが子どもに本を読み聞かせます。 本当におすすめできる本ばかりが並ぶ、小さな町の本屋さんだからこそ、「本を選んでほしい」と相談する人が後を絶ちません。 (お客さん)「『今月は何の本かな?』とか行く前に子どもたちと話していて、楽しみな場所ですね」 (子ども)「つぎは『大ピンチずかん』がいい」 (お客さん)「最初は絵本がそんなにやったんですけど、でも急にすごく読むようになった。『読んで読んで』みたいな」
『豊かな出会いをともに創る』をキャッチフレーズに
本は人の好奇心をかき立て、心を豊かにしてくれるもの。そんな本と出会える場所が書店です。厳しい状況の中、工夫を凝らしながら書店は、求められる役割を担い続けてくれています。 (中田純さん)「本屋さんに行くと『あれ、こんな本がある』というのに出会える。うちの店のキャッチフレーズは『豊かな出会いをともに創る』」。 (中田睦子さん)「気楽に来て、気楽に相談できて、思いがけない本を選んでいくような、そういう場所でありたいです」 (2024年6月26日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)