【NFL】ベアーズがドラフト全体1位指名権をトレードするには“大きく役立つ”オファーが必要とポールズGM
ポールズGMは記者会見の冒頭で「最初の指名権やクオーターバックの状況については、報道されていることとは裏腹に、今日、私が皆さんにお見せするマスタープランはない」とコメント。
「これは私たちにとって、情報収集を続ける機会だ。ドラフトでさまざまな選手について学ぶ。どんなチャンスが出てくる可能性があるかに耳を傾ける。そして、最終的にはシカゴ・ベアーズにとって最善の決断を下すつもりだ。それは、こうなるかもしれない、ああなるかもしれない、という恐れに基づくものではない。情報をまとめ、最善の決断を下すつもりだ」
今年で4シーズン目を迎えるフィールズは、ベアーズが5年目オプションを行使しない場合、現在の新人契約で契約最終年を迎えることになる。フィールズは2021年以降、先発として10勝28敗――『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、その間における戦績としてリーグ内ワースト――にとどまっており、複数のケガとも戦ってきた。とはいえ、フィールズは俊足と豪腕を武器に、数々の見どころを生み出し、将来性を感じさせてもいる。
フィールズをトレードした場合、ベアーズはこれまでも悩みの種となってきた先発QBの問題を抱え続けることになるだろう。これまでにプロボウルに選出されたクオーターバックを5人しか輩出していないベアーズは、2016年以降に12名の異なるクオーターバックを先発させてきた。その数はNFLで4位タイとなっている。
ベアーズには、有望なクオーターバック候補生が豊富にいる今回のドラフトで、NFLネットワークのドラフトアナリストであるダニエル・ジェレマイアが選ぶドラフト有望株の中で1位とされている南カリフォルニア大学(USC)のケイレブ・ウィリアムズをはじめとし、ドレイク・メイやジェイデン・ダニエルズといった選手を手に入れるチャンスがある。
ポールズGMはとりわけウィリアムズと、ウィリアムズがベアーズでプレーすることに対して懸念を抱いているといううわさについて質問された。それに対して、懸念はない上に、それに関することは何も耳にしていないと答えたポールズGMは、次のように語っている。