維新、東京都知事選の独自候補擁立見送り
日本維新の会の馬場伸幸代表は12日の党会合で、東京都知事選(20日告示、7月7日投開票)への独自候補の擁立を見送る考えを表明した。 【写真で見る】小池知事が公開したカイロ大の卒業証書 馬場氏は都知事選でどの陣営を支援するかなどについては今後検討する考えを示したが、保守系の維新が候補者を擁立すれば、12日に3選出馬表明を予定する小池百合子氏と競合するとみられていただけに、小池氏陣営にとっては追い風となる可能性がある。 前回知事選で独自候補を擁立した維新は今回も候補者擁立を模索。党内からは元都議で参院東京選挙区選出の音喜多駿政調会長らを推す声があったが、「知名度の高い小池氏と蓮舫氏が出る中で、維新が一定の票数をとることは難しい」(維新幹部)との慎重論も根強かった。【田中裕之】