コロナ報道の中国記者が出所 武漢の実態伝え、服役
【上海共同】新型コロナウイルスが確認された中国湖北省武漢に発生初期から入り現地の実態を発信したことで、公共秩序騒乱罪で実刑判決を受けた元弁護士の市民記者、張展氏(40)が13日、刑期を終えて上海市内の刑務所から出所した。米政府系のラジオ自由アジア(RFA)が伝えた。 張氏は武漢の医療崩壊の実態などを交流サイト(SNS)で発信したため、2020年6月に逮捕され、同12月に虚偽の情報を流したとして公共秩序騒乱罪で懲役4年の判決を受けた。 裁判所は判決で、張氏がSNSなどで武漢の感染状況をゆがめて伝え、公共の秩序に重大な混乱を引き起こしたとした。