「僕たちの強さを感じられると思う」三代目J SOUL BROTHERS、7度目全国ドームツアーで“二面性”披露
7人組ダンス&ボーカルグループ「三代目J SOUL BROTHERS」が16日、みずほPayPayドーム福岡で全国ドームツアー「ECHOES OF DUALITY」(4都市9公演)の初日公演を行った。 13日発売の新アルバム「ECHOES of DUALITY」をひっさげてのツアーで、「物事の二面性」がテーマ。今市隆二(38)は「今までのイメージを一新してスタートするライブ。このドームツアーを成功させるべく動いてきた」と不敵な笑み。φMI(37)も「新たな三代目としての一面を見せられる。僕たちの強さを感じられると思う」と自信をのぞかせたが、その答えは開幕と同時に明かされた。 近年のライブではセンターステージが設置されたが、今回はエンドステージ(会場の端のステージ)のみ。φMIは「センターステージだと、メンバー全員で一方向を見ることはない。今回はグループの個々のパワーを集中させるべく、あえてなくした」と説明。その背後には縦15メートル、横70メートルの巨大LED画面がそびえ立ち、さまざまな演出がなされた。 さらに、代表曲「R.Y.U.S.E.I.」では客席と大合唱。アンコールなしでメドレーを含めた全26曲を熱唱するなど約2時間のライブを疾走した。過去6回の単独ドームツアーの経験を生かし、インターバルなしで最後までファンとメンバーが一体化できるライブを作り上げ、3万5000人を熱狂させた。 来年は結成15周年を迎える。今市は「デビューの頃は、15年後は想像していなかった。メンバーが欠けることなくここまで来られたのはありがたい。ツアーでは、いろいろな苦難を乗り越えてきた生きざまを見てほしい」と言葉に力を込めた。 メンバーがソロで活動し、パワーをためてきた年でもある。φMIは「メンバー全員野心がすごくて、今までのキャリアを鑑(かんが)みれば楽ができるけど、誰も妥協はしない。7人ともあえて苦しい道を歩んできた。今回のライブを完走した時に、15周年に向けた具体的な道筋が決まる」。“二面性”を強調したライブで、来年以降はさらに新たな顔を見せてくれる可能性を感じさせた。(増田 寛)
報知新聞社