最悪の無駄遣い…。バルセロナの歴代“不良債権”選手(5)クーマンに不満爆発! 力不足だったレフティー
バルセロナはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でバルセロナが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照。 【画像】バルセロナの歴代“不良債権”選手 一覧
LSB:ジュニオール・フィルポ(ドミニカ共和国) 生年月日:1996年8月22日 在籍期間:2019年夏~2021年夏 移籍金:2000万ユーロ(約28億円) 通算成績:41試合2得点3アシスト ジョルディ・アルバのバックアップを求めていたバルセロナは、カンテラ(下部組織)時代から過ごすベティスで頭角を現したジュニオール・フィルポに目をつけ、その将来性を買った。しかし、この判断は結果的に失敗だったと言わざるを得ない。フィルポの獲得に2000万ユーロ(約28億円)を費やしたが、それ以上の金額で売却することは叶わなかった。 フィルポは攻守両面においてバルセロナの求めるレベルに達しなかった。主力としてはもちろんのこと、アルバのバックアッパーとしても物足りず、スペイン紙『マルカ』が選出した2019/20シーズンのラ・リーガワーストイレブンに不名誉ながら名を連ねている。翌シーズンは、新たに就任したロナルド・クーマン監督の元でさらに厳しい立場に置かれ、1年目から出場機会を大幅に減らした。 2021年の夏にリーズへ完全移籍で去ることになったフィルポは、後に「彼(クーマン監督)は試合に出られない原因として、僕のトレーニングの仕方が悪いとか、グループを汚しているとか根拠のないことを言った。僕の態度が気に入らなかったんだね」とクーマン監督への不満を爆発させた。フィルポ、そしてバルセロナの両者にとって苦い記憶となった。
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