【ボートレース】Vの石田貴洋が加藤峻二と感激のウイニングラン「最高に気持ち良かった」/戸田
<戸田ボート>◇最終日・優勝戦◇1日 「よっしゃぁ~っ!」。逃げ切った石田貴洋(28=埼玉)が雄たけびを挙げた。第9回加藤峻二杯、ボート界のレジェンドであり、地元埼玉の「大大大先輩」(石田)と尊敬する加藤峻二さんの名を冠するレースで通算2回目、地元では初の優勝を飾った。レース後は加藤さんもがっちり握手で祝福。「うれしいね。孫弟子のさらに弟子になるのかな。どんどん優勝していってほしい」と手放しで褒めちぎった。 レースは石田の言う「魂の走り」そのもの、気持ちが入っていた。ピット離れ、1Mはまくってきた野中一平を封じ込んだ。スタートは、野中のコンマ09に対し同10で対抗。「完璧。足の仕上がりもばっちりでした」。そして加藤さんと一緒のウイニングラン「最高に気持ち良かったです」と声も1オクターブ上がった。 今節は遠征勢に比べ、小粒に見られた地元埼玉勢だったが、優勝戦は石田が地元色に染めきった。今節の活躍で9月桐生のプレミアムG1ヤングダービーの出場も決めた。石田はこれから加藤さんの言う通り、大きく成長していく。