重症患者の搬送で経路ミス 15分遅延も「患者への影響なし」 スマートフォンのナビに従ったところICの分岐で誤った進路に 岐阜・下呂消防
18日、岐阜県の下呂市消防本部の救急隊が80代の重症の男性を搬送する際、経路を誤り、医療機関への到着が約15分遅れたことがわかりました。 下呂市消防本部によりますと、午後6時前、80代の重症の男性を下呂市の医療機関から岐阜市の医療機関に搬送する際、出動した中消防署の救急隊が経路を誤り、到着が遅れたということです。 救急隊は、東海環状自動車道・美濃加茂インターチェンジの分岐で、スマートフォンのナビに従って走行したところ、目的地と異なる方向に進み到着が約15分遅れました。 救急車に同乗した医師と搬送先の医師によりますと、この遅延による男性の症状への影響はなかったということです。 下呂市消防本部は、今回の事案について、管轄市外への搬送であったため搬送経路に不安があったことやスマートフォンのナビを過信しすぎたことなどが原因としています。 また、再発防止策として「搬送経路の決定及び分岐地点では、隊員間での確認の実施を怠らないことを再徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。