ニコニコ「サイバー攻撃」によるサービス停止が長期化 KADOKAWAも被害で臨時HP開設
動画、配信サービスのニコニコは10日、8日に発生したサービス利用停止について「サイバー攻撃」と断定し、謝罪するとともに10日夕方に「できる範囲」で報告をすることを公式Xで発表した。ニコニコを運営するKADOKAWAグループの複数サイトで障害が発生していた。 ニコニコは「6月10日10時45分現在、ニコニコ各種サービスはご利用いただけません」と報告。「皆様にご心配とご不便をおかけし、深くお詫び申し上げます」と謝罪し「サイバー攻撃は現在も続いており、安全が確保できるまでは今後についてのご報告は難しい状況です。本日夕方に、ご報告ができる範囲でお伝えいたします」と伝えた。 ニコニコは8日午前6時ごろに、ニコニコ動画、ニコニコ生放送、ニコニコチャンネルなど各種サービスの利用ができない状況が発生したことを公表した。情報漏洩については調査するとした上で、クレジットカードの情報はニコニコの自社サーバー内には保存されておらず、漏洩も確認されていないとしていた。 ニコニコを運営するKADOKAWAグループも9日、ニコニコのサービス全般、KADOKAWAオフィシャルサイト、エビテン(ebiten)などで障害が発生したことを公表し、「サイバー攻撃を受けた可能性が高い」と指摘。サーバーをシャットダウンするとともに、情報漏洩の可能性を調査することを明らかにしていた。同社は復旧まで、臨時のポータルサイトを開設している。