本誌の質問にTBSラジオは…

大会当日は、TBSラジオからは林社長以下8人、系列局の東京支社からは34人が参加したという。計40人あまりで3コースに分かれ午前9時過ぎにスタート、夕方には表彰式も行ったていて、基本的には東京支社長が参加したもののゴルフができない場合は代わりにできる幹部を参加させているという。 「優勝者は沖縄のRBC琉球放送東京支社長でした。林社長は参加者から1人3千円の会費を取り、賞品は全て商品券。優勝者には3万円の商品券が贈られたそうです。なにより驚いたのは、ゴルフ大会で林社長が『来年も、この時期に開催するからな』と参加者に言っていたことです。それまで社長に居続けるつもりでいるのでしょうか。林氏の後ろ盾だった三村元会長も、懲罰人事どころか『エグゼクティブフェロー』という意味不明な肩書きで残っています。今回のゴルフ大会は、こうしたあいまいな人事が根底にあり、『起こるべきして起こった事件』と言えると思います。まさか、林氏は代表に復権する気でいるのでしょうか。この厚顔無恥のゴルフ大会を強行開催するあたり、本気でそう思っていてもおかしくありません。 また、TBSラジオ本体も、このゴルフ大会の事は承知していたはず。それでも、開催された。TBSラジオ自身にも、今回の『C無断差し替え』に対する真摯な反省の態度はまるで見られないと言えます。ラジオ業界全体の信頼を失わせた今回の大問題を、林氏、そしてTBSラジオは、どう考えているのでしょうか」(別のTBSラジオ系列局の関係者) 本誌がTBSラジオに、このゴルフ大会について質問状を送ってみたところ、以下のように回答した。 「ご指摘のゴルフ会は、系列局の関係強化を図るため、プレー料金を各々ご負担いただき、実施されたものです。 CM無断差し替え問題につきましては、関係する皆様に多大なご迷惑をおかけしており、お詫び申し上げます。今回の問題を深く反省し、既に策定した再発防止策を着実に実施し、信頼回復に努めてまいります」 局員たちの嘆きが、林社長に届かない限り、また同じような問題が起きるだろう。