カブス、ヤンキース、メッツが佐々木朗希と面談と報道…フィリーズは脱落?、絞り込み開始…有力ドジャースとパドレスも今後面談か
ロッテからポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手の獲得争いが本格化してきた。20日、シカゴの複数のメディアが、カブスが同日に佐々木とカリフォルニア州で面談すると報じた。ニューヨーク・ポストの敏腕記者ジョン・ヘイマン記者が20日報じたところによれば、メッツとヤンキースの2チームが19日に面談した。 一方で、今季ナ・リーグ東地区王者のフィリーズのドンブロウスキー編成本部長は大リーグ公式サイトの記者らの取材に応じて、「我々は資料を提出し、プレゼンテーションをしたいと強く望んでいることは相手にも伝わっている。だが、テーブルにつく許可は得られていない」と述べたという。佐々木の代理人、ジュエル・ウルフ氏によれば、「20球団以上が問い合わせをした」。資料を送ってきたチームの中からふるいにかけ、渡米中の佐々木が今週、1次面談に臨んでいるようだ。 米メディアで本命視される西海岸のドジャースとパドレスの2チームも今後、面談するとみられる。佐々木はクリスマス前に日本に帰国する予定。年末年始は日本で過ごし、その後、再渡米する。ポスティングの交渉期間は1月23日の東部時間午後5時まで(日本時間24日午前7時まで)。1月15日から、25歳未満の海外契約選手の年俸や契約金が支払われる各球団の国際プール金がリセットされるため、来年15日から23日までに契約が行われる見通しだ。 ウルフ氏は佐々木の移籍先について「彼がどう考えるかわからないが、メディアに対して日本でいい経験があまりなかった彼にとっては、小中規模のチームの方が入りやすいという議論はあるかもしれない」と話していたが、米報道では、現時点で面談したチームはビッグマーケットのチームに限られている。今後、どういった展開を見せるのか。
中日スポーツ