オフの過ごし方は? 聴く曲は?『翔んで埼玉』の与野いじりは? 川島永嗣の素顔に迫る!会ってみたいのは偉人。その理由が半端ない
「昔の偉人はどういうことを考えていたのかな」
――他のスポーツは見ますか? 「常に見るわけじゃないですけど、フランスにいた時はラグビーとか。バスケやアイスホッケー、テニスもたまに。いつも見るわけじゃないけど、見るのは好きです」 ――色々なスポーツを子どもに経験させる、それも海外の1つの文化なのかなと。国民性と言いますか、そういうものは感じましたか? 「親がみんな、子どもに色んなことをやらせるというのはありましたね」 ――序列というか、フランスでのスポーツの人気度で言うとサッカーが一番ですか? 「ダントツですね。ただラグビー、ハンドボール、バスケも人気です。バスケはやっぱりNBAの選手を追っていたり。色々なスポーツがフォーカスされます。ロードレースなどもそうです。ツール・ド・フランスがある時とかはすごくフォーカスされて、テレビでもやっています」 ――では、最後にお聞きします。もし誰でも会えるなら誰に会ってみたいですか? 「坂本龍馬や徳川家康など、昔の偉人に会ってみたいですね。どういうことを考えていたのかなって。今は何かをやるための材料が揃っていて、学ぶものもたくさんあって、選べるわけじゃないですか。海外の本も簡単に手に入るし、触れ合ったりできるし、話し合えるけど、昔はそういうものがないわけだから。そういうなかで、どういう考え方を持って国を作ったりしていたのかなって。広い視野を持つのがすごく難しい時代だったと思います」 ――素晴らしい答えをありがとうございます。ちなみに、生きている人だと誰ですか? 「分からないですけど…久々に長谷部誠に会いたいですね(笑)」 ――◆――◆―― これまでに数えきれないほどのインタビューを受けてきたであろう守護神は、まるでゴールを守る時のように、どっしりと構え、質問に対応。前後半と同じ45分間、時に鋭い眼差しで、時にいたずらな笑みを見せ、一つひとつ向き合ってくれた。 それらの答えを通して感じたのは、プレー然り、語学然り、全ての根底には学ぶ意識の高さがあるということ。最も会ってみたい人は歴史を作った偉人で、その理由が「意見を交換したい」というのが、何とも川島永嗣らしい。 ※第4回終了(全4回) 取材・構成●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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