米国で越境者数が減少、バイデン氏の国境対策導入後-米国土安保長官
(ブルームバーグ): バイデン米大統領が亡命申請の制限措置を発表して以降、米国とメキシコの国境を越境する移民の数は減少していると、マヨルカス米国土安全保障長官が明らかにした。
同長官によると、米当局者が16日に「遭遇」した南部国境の越境者数は約2600人で、大統領による制限措置発表から2週間で大幅に減少している。これはバイデン政権発足以降で最少レベルだという。
バイデン氏、移民急増で国境対策の大統領令-他に選択肢なしと説明
マヨルカス長官は17日、ブルームバーグ・ニュースの記者と編集者らに対し、越境者数は「前週比で減っている。かなり大幅な減少だ」と指摘。「移住現象のダイナミズムを踏まえると時期尚早だと思うが、確かに成果が見られる」と述べた。
バイデン政権は今月初めに亡命申請の制限措置を導入。記録的な越境移民の流入に対応した。バイデン大統領は任期の大半にわたり移民急増への対処に苦慮しており、11月の米大統領選を前に移民問題が同大統領が抱える大きな政治的な弱みとして浮上している。
原題:Border Crossings Fell Materially Since Biden Plan, Mayorkas Says(抜粋)
--取材協力:Eric Martin、Josh Wingrove.
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Ellen M Gilmer