集中力が足りない! 古江彩佳は連日の中盤失速で自らに“喝”
◇米国女子◇メイバンク選手権 最終日(27日)◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536yd(パー72) 連日大量アップ!「ZOZOチャンピオンシップ」画像集 3バーディを先行して迎えた前半8番(パー3)が最終日の“それ”だった。「クラブ選択の間違い」と悔やむジャッジミスで手前のガードバンカーにつかまった。ボギーパットも1.5mほど残す大ピンチでスコアを落とし、「そこからちょっとリズムが狂ったかな」と振り返る。 4日間を振り返っても、初日は14番でアプローチが止まらない右奥にこぼしてボギー。16番は1オンを狙って奥の池に入れ、必死にパーを拾った。2日目も前半にプレーした14番でスイングのタイミングで近くのカートが動く不運もあったが、左の池に落としてダブルボギー。3日目は16番でバンカーからのセカンドが“あご”に当たって池へ。ダブルボギーで直前まで3連続バーディの勢いがしぼんだ。 「(4日間とも)どこかのホールで失敗っていうのが絶対にあったのが悔しい。中盤でどうしても崩れている。ホントに集中できていないだけだと思う」と自らに厳しく言ったが、8週ぶりの米ツアーだった前週韓国での「BMW女子選手権」に比べて、チャージをかける兆しが見えてきたのも事実。
この日は折り返しの10番(パー5)でティショットを大きく左に曲げ、セカンドも飛ばせずバンカーに入れるなど苦しみながら、微妙な距離のパットを決めて何とかボギーで収めた。直後に2連続バーディと反発力も発揮。「先週より、(コースならではの)芝に対しても徐々に対応していけているかな」と少しだけうなずく。 次週の日米共催「TOTOジャパンクラシック」は、日本ツアー単独開催だった2021年に勝っている滋賀県の瀬田GC 北コースが舞台。「(いい記憶は)あるはずです」と力を込めた。(マレーシア・クアラルンプール/亀山泰宏)