「エンジョイ・ボディビルディングをモットーに」 モリモリした筋肉美、バランスの良い身体を年々進化させボディビル大会優勝した27歳
「これからもエンジョイ・ボディビルディングをモットーにステージを楽しんで一人でも多くの方にボディビルの面白さを伝えていけると嬉しいです!」 【写真】真栄里光選手のモリモリした筋肉&お尻のストリエーション
10月19日(土)東京都・ひの煉瓦ホールにて、合戸孝二選手と木澤大祐選手が主催する『ジュラシックカップ2024』が開催され、真栄里光(まえざと・ひかる/27)選手がオープンクラス(※)で優勝を果たした。バランスの良い丸々とした筋肉美とステージを楽しむ姿、洗練されたフリーポーズは観客の目を引きつけた。 ※JBBF 日本男子ボディビル選手権で、トップ12以内の入賞経験がない方、JBBF 日本ジュニア選手権・日本マスターズ選手権・日本クラス別ボディビル選手権・ジャパンオープンでトップ3以内の入賞経験がない方( 全てボディビルカテゴリーが対象)が出場可能なカテゴリー 「率直にとても嬉しいです!JBBFでも活躍されている選手や前年度グランドクラスでファイナリストにも残った実力のある選手が出場されて非常にレベルが高いクラスという認識があったので驚きもあります」 身体の前面だけでなく、背中の下部やお尻、ハムまでのカットも深く刻まれていて、背面の強さも印象的だった。 「もともと不得意な部位だったので、背中は特に試行錯誤を重ねてトレーニングを行ってきました!殿部のカットに関しては、なぜあんなに出てくれるのか正直わかりません(笑)」 弱点がなく、バランスの良い丸々とした真栄里選手の筋肉は、不得意な部位にしっかり向き合い、改善していったことでつくりあげることができたのだろう。普段のトレーニングで意識していることは? 「自分がその日満足できるトレーニングを行うことです!また、一発の質を落とさずに行うことはかなり意識しています。トレーニングは週5~6日、脚、胸、腕、背中、肩の分割で調子によって変更することもあります!」 以前のインタビューでも、「毎回トレーニングが辛い、やりたくない」と思うほど強度があがってきたと語っており、勝つため、身体を進化させるために毎回のトレーニングに全力で取り組み、JBBFの大会でも着実に順位を上げてきた。 毎年2~3戦大会に出場する真栄里選手。1戦目は調子が良いが、2戦目3戦目と重ねるごとに調子を落として行くのがこれまでの課題だった。今年は客観的に自分を見ることを意識し、減量方法を改善した結果、大会を重ねるごとにコンディションを上げていくことに成功。シーズンの締めでもあるジュラシックカップに過去一番のコンディションをぶつけることができた。
また、減量方法の改善で「減量はキツいのが美学ではない」というのを今回強く感じたという。 オープンクラスで優勝した真栄里選手は、ボディビルのトップで活躍する選手が集まるグランドクラスへ勝ち進み、惜しくもそこでは予選敗退となったが、次の目標は「ジュラシックカップファイナリスト」と意欲を見せてくれた。 自身を客観視し、年々進化する真栄里選手。「エンジョイ・ボディビルディング」を掲げる来年のステージも楽しみだ。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介