【MLB】アストロズのホセ・アブレイユがマイナー降格 今季ここまでOPS.269 不振脱出に向けて再調整
日本時間5月1日、アストロズのデイナ・ブラウンGMは開幕から極度の打撃不振が続いているホセ・アブレイユがマイナー降格に同意したことを明らかにした。アブレイユの降格はあす日本時間5月2日に正式発表される見込みとなっており、アブレイユはフロリダのキャンプ施設で不振脱出のために再調整を行うことになる。ブラウンGMは「ホセを再調整に向かわせることで、いいことがたくさんあると思う。チームと選手の双方が同意した。リズムとタイミングを取り戻し、できるだけ早く戻ってきてくれることを願っているよ」と語った。 現在37歳のアブレイユは今季が3年契約の2年目。ホワイトソックスの主砲として9年間活躍してきた強打者だが、移籍1年目の昨季は141試合で打率.237、18本塁打、90打点、出塁率.296、OPS.679と自己最悪の成績に終わった。今季はさらに深刻な状況となっており、ここまで22試合に出場して打率.099、0本塁打、3打点、出塁率.156、OPS.269という成績。ヒットはわずか7本、そのうち長打は二塁打1本だけである。マイナーでの再調整を強いられるのは当然とも言えるだろう。 ブラウンGMはアブレイユのマイナー滞在について、現時点では具体的な期間を定めていないという。不振から脱出できたと判断した時点でメジャーへ復帰させる方針のようだ。「彼は利己的ではなく、チームのことを考えられる選手だ。本来の姿を取り戻したいと考えているし、話し合いのなかでも、このチームを助けるために復調したいという決意が伝わってきた。キャンプ地で打席に立ち、復帰に向けて再調整を行うことに関して、利己的にならず、同意してくれたんだ」とブラウンGM。「長期的なこととは考えていない」とアブレイユの早期復帰に期待を寄せた。 アブレイユ不在のあいだ、ジョン・シングルトンがレギュラーとしての出場機会を得る見込みだが、ユーティリティ・プレーヤーのマウリシオ・デュボンも一塁を守ることができ、マイナーで結果を残してメジャー初昇格を果たしたジョーイ・ロパーフィードも一塁を守れる選手だ。ブラウンGMは「我々は一塁手からの攻撃力を得る必要がある。必要なことは何でもするつもりだ」と語っている。