「命に関わる現場でそんな服…」の批判も 看護師とロリータモデルの二刀流・青木美沙子(40)「大人でも姫になれる」ことに覚えた衝撃
外務省公認「カワイイ大使」として世界中にロリータファッションの魅力を伝える青木美沙子さん。40歳になる現在、正看護師&ロリータモデルとして活躍しています。ロリータファッションにハマった理由や、二刀流を続ける理由などを聞きました。(全2回中の1回) 【画像】「こんなに変われるの?」まるで絵本のお姫様のような青木美沙子さんのロリータ写真集「完成度が違う」(全15枚)
■「大人でも姫になれるファッション」に衝撃を覚えた ── 青木さんがロリータファッションにハマったきっかけを教えてください。 青木さん:高校生の頃に原宿で、ストリートスナップに声をかけられたのがきっかけです。『KERA』というロリータやゴシック系ファッションを取り扱う雑誌なのですが、その撮影現場で初めてロリータファッションに出会い衝撃を受けました。「大人になってもお姫様になれる服があるんだ!」と知り、一気にその世界にハマっていったんです。
それまでの私はカジュアルな原宿系ファッションで、ロリータとはほど遠いファッションでした。でも小さい頃からシルバニアファミリーやリカちゃんなどのドール遊びが好きだったので、そういうかわいらしい世界がもともと好きだったのかもしれません。 ── そこからロリータモデルのお仕事を始めたのでしょうか? 青木さん:そうですね。とはいえ、高校卒業後、私は看護師になるために短期大学に進学したので、ロリータモデルの撮影は勉強の合間に参加するくらいでした。私の学生時代はいわゆる「読者モデルブーム」で、趣味や思い出づくりで読モをしている子も多かったんです。
読モ時代は、当然、普段着もロリータファッションだったのですが、学校ではいろいろと不自由なこともありました。看護師になるための学校だったので、服装や髪の色についてはかなり厳しく、「命に関わる現場に、そんなファッションで来るな」と怒られることもよくありました。おしゃれが大好きだったので諦めきれず、少し暗めの色を選んだり、ヘアアクセサリーはやめるなどして、いろいろと工夫しながら通っていましたね。 ── 看護師として働き出してからもモデルのお仕事をされていたのですか?