「“筋肉ムキムキ”というフレーズが浮かんできて」鍛え上げられた体に視聴者騒然…當間ローズができるまで
「筋肉隆々で、白いTシャツをかっこよく着こなす當間ローズ」が浮かんだ
――3年間学年トップは素晴らしいですね。筋トレも高校時代に始めたのですか? ローズ いいえ、筋トレをはじめたのは大学生になってからです。大学生になったときに、「僕は将来、どんな當間ローズになりたいんだろう」と自分で書きだしてみたら、「筋肉ムキムキ」というフレーズが出てきて。「筋肉隆々で、白いTシャツをかっこよく着こなす當間ローズ」が浮かんだので、絶対自分がイメージする憧れの自分になってやろうと、筋トレを始めました。 ――中学生代の英語スピーチ、高校時代の芸能活動と学業の両立、大学時代の筋トレ……。どのエピソードも、一度決めたら絶対にやり抜くというローズさんの意志の強さを感じます。 ローズ そういう意味では、中学時代の英語スピーチが「頑張れば報われる」という僕の考え方の原点かもしれません。 弟たちにも「自分の得意なこと、好きなことを、とにかく一生懸命やりなさい」と言っています。思いっきり頑張って評価されたら、それは必ず自分の強みになるし、心の支えにもなります。だから、まずは何でもいいから、自分の得意なこと、好きなことを頑張ってやってごらんと、弟たちにはいつも言っています。 ――いいお兄さんですね。 ローズ 結局、家族の幸せが僕にとって出発点であり、すべてなんです。自分に関わった人、自分の大好きな人、愛する人が幸せでいてくれることが、僕自身の幸せでもあると思っているので、家族のことはいつも大切に考えています。 それに、幸せは倍増していくものだと思っているので、僕のまわりにいる人たちがみんな幸せになってくれれば、僕の幸せもその分大きく膨らみます。だから、まずは自分が幸せにしてあげようと、まわりに愛を注ぎ続けているところはあるのかもしれません。
バチェロレッテ・シーズン3を見ていて思ったこと
――大きな愛をお持ちなのですね。ローズさんがご出演された『バチェロレッテ・ジャパン』シリーズ3の放映中にも、愛と気遣いでまわりの人を自然と笑顔にできるローズさんの“再登場”を望む声が、SNSでたくさんあがっていました。 ローズ 「ローズが必要」とみなさんに言っていただけるのはうれしくありがたいですが、僕がやっていたことは、ほかの方でもできることばかりだと思います。 僕は「楽しいから歌う」「好きだから踊り出す」とやっていましたが、それぞれの個性を活かして挑戦し続けるのが恋愛リアリティーショーの面白みでもあると思うので、これからのシリーズもきっといろいろな方たちが登場して番組をさらに盛り上げてくださると、楽しみにしています。 ――どんどん活躍の幅を広げているローズさんですが、今後どのような挑戦をされていく予定ですか? ローズ 歌でも、お芝居でも、そのほかの活動でも、僕ができることでたくさんの人に笑顔を届けられるような活動を、これからもしていきたいと思っています。 以前は、早く結婚して「家庭」を作りたいと思っていました。若い時に結婚して幸せに暮らしている両親のもとで愛情たっぷりに育ててもらったので、僕もそんな両親のようになりたいと思っていたのです。 でも、今はミュージカルに初挑戦させていただいたり、華道家として花の個展を開かせてもらったりするなど、新しい挑戦をさせていただき、恋愛に対して全方位で向き合うことが難しくなりました。 もちろん、素敵な人と出会えれば、すぐにでも結婚するかもしれませんが、まずは僕にしかできないことで、たくさんの人に喜ばれるような活動に力を注いでいきたいと思っています。 當間ローズ(とうま・ろーず) 1993年ブラジル生まれ。静岡県湖西市故郷大使、浜名湖親善大使。5歳で来日し、静岡県で育つ。歌手として2018年にメジャーデビュー。2020年にAmazon Prime Videoで配信された恋愛リアリティ番組「バチェロレッテ・ジャパン」への出演で注目を集める。2021年にはブロードウェイミュージカル「ピーターパン」に出演。2023年4月から、NHKラジオ第一で毎週土曜日17時時05分から放送されている「ちきゅうラジオ」のMCとして得意の語学を活かして出演中。
相澤洋美