【UFC】王者パントージャ「平良とロイバルの試合は特別だった」「朝倉海はとてもタフな相手」
2024年12月7日(日本時間8日)の『UFC 310』(米国ラスベガス・Tモバイルアリーナ)のコ・メインで「UFC世界フライ級選手権試合」(5分5R)として、挑戦者・朝倉海(日本/JTT)を相手に3度目の王座防衛戦に臨む王者・アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル/ATT)が、同朋のUFCランカーのギルバート・バーンズのYouTubeに出演。 【写真】平良に勝利したロイバルにパントージャは2連勝。初戦はRNCで極めた 10月13日にUFC APEXのメインを戦った同級1位のブランドン・ロイバルと、5位の平良達郎(THE BLACKBELT JAPAN)の5R戦を称賛し、また、12月に戦う朝倉海について「とてもタフな相手」と警戒しながらも、フィニュシュ勝利を予告した。 ◆平良が勝つと思っていた(パントージャ) 2Rずつを取り合った、日曜日のフライ級挑戦者争いの最終ラウンド。消耗戦を制したのは、これまで3度の5Rフルラウンドを戦い抜いていたブランドン・ロイバルだった。 バーンズとともに死闘を観戦したパントージャは、「あの試合は特別だった。ハイレベルなグラップリングだった。俺は平良が勝つと思っていた。バーンズは『ロイバルが経験で勝つ』と言っていたけどね。5Rまでイーブンだったけど、ロイバルが最終ラウンドまで元気だった。でも平良も凄かった。あの日本人は全力を尽くした。24歳の若さで間違いなくトップ5にいる。初の敗北をどうとらえるか」と、平良の実力が本物であること、そして17戦目にして初めて経験した敗戦を、いかに糧にするかが重要だとした。 パントージャ自身も33戦中5つの黒星を喫しており、うち3試合はUFCでの敗戦。そこからマネル・ケイプ、ブランドン・ロイバルに2度、アレックス・ペレス、ブランドン・モレノ、2024年5月の前戦でスティーブ・エルセグに勝利し6連勝。2度の王座防衛に成功している。 16戦無敗だった平良だが、現王者で無敗のまま王座についたのはフェザー級のイリア・トプリアのみ(15戦無敗、10.26 vs.マックス・ホロウェイ)。トム・アスピナルもアレックス・ペレイラもドリカス・デュ・プレシも ベラル・ムハマッドもイスラム・マカチェフもメラブ・ドバリシビリも、そしてパントージャも、苦い敗戦を経験してベルトを巻いている。 「俺はまたロイバルと対戦するのかな」と、3度目の対戦も視野に入れたパントージャだが、次の王座戦は決まっている。