【スージー鈴木コラム】15年前の菊池雄星くんに伝えたいことがある
2009年夏の甲子園での菊池雄星くん。ここで野球人生が終わらなくて本当によかったと思う
【スージー鈴木の球さわぎの腰つき】 季節外れもいいところだが、『熱闘甲子園』の話をしたいのだ。夏の甲子園開催期間の夜、テレビ朝日系列で放送される、あの番組。 決勝戦の夜に流れる最終回は、全試合から選り抜いたいい映像、泣ける映像を編集したハイライト映像を流すのが恒例だ。 夏の甲子園のあり方については、この連載で何度となく批判しているが、それはそれ、これはこれ、「ハイライト映像」を毎年楽しみにしている私がここにいる。 そんな私の選ぶ、ベスト・オブ「熱闘甲子園ハイライト映像」は2009年版だ。秦基博の名曲『Halation』に乗せて、智弁和歌山高の西川遥輝くんや岡田俊哉くん、明豊高の今宮健太くんが躍動するのだが、主役は何といってもこの年、準決勝で敗退した花巻東高の菊池雄星くん。 154キロの速球を投げ、打者走者として一塁で相手野手と激突して転倒・・・
本文:1,029文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール