鳥インフル防疫対策会議 野生生物の侵入防止対策の徹底を 鹿児島県
鹿児島放送
鹿児島県出水市で、野鳥のねぐらの水から今シーズン初めて高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出されたのを受けて、県が対策会議を開きました。 畜産関係団体などを対象に開かれた会議では、出水市荒崎地区で採取した野鳥のねぐらの水から今月8日、高病原性の鳥インフルエンザウイルスH5N1亜型が検出され、半径10キロ圏内が国の野鳥監視重点区域に指定されたことが報告されました。 県によりますと、検出場所から半径3キロ圏内では47万5千羽のニワトリが飼養されていますが、これまでの調査では異常は確認されていません。 県は今月から来年1月を重点対策期間として野生動物の侵入防止対策の徹底など防疫体制の強化と警戒を呼び掛けています。 ■県家畜防災対策課の藏薗光輝・課長■ 「カラスやイタチなど、野生動物の侵入防止対策が極めて重要と考えている。早期発見、早期通報も大変重要で、農家の皆様には家禽の日々の健康観察もあわせてお願いしたい」