2024年実写版で異様にハマってたキャラ 「声までアニメに寄せてる?」「原作通り過ぎ」
もはや本人?と言いたくなる高クオリティのキャラクター
2024年も、さまざまなマンガ、アニメの実写化作品が公開されました。ビジュアルはもちろん、声や立ち振る舞いまで非常に高く再現されたキャラクターも多く、「思ってた以上にハマり役だった」と絶賛された俳優たちを振り返ります。 【画像】え…っ?「可愛すぎる」「子役出身感ある」「帽子似合いすぎ」 こちらが原菜乃華さんが再現した『【推しの子】』有馬かなです ●『推しの子』有馬かな(演:原菜乃華) 『【推しの子】』は2024年11月14日に原作マンガが完結し、11月28日にAmazon Prime Videoで実写ドラマが配信、12月20日に実写映画『【推しの子】 -The Final Act-』が公開され、盛り上がりを見せています。 連載当初から注目を集めた作品で、人気キャラも多いことから実写化の発表時は、どこまで再現できるのか不安視する意見も少なくありませんでした。 しかし、ドラマや映画を観た人たちからは好評が相次ぎ、キャラクターの再現度に関しては「キャストのなかでも1番合ってた」「演技上手過ぎて本物すぎた」と、「有馬かな」を演じた原菜乃華さんが特に高い評価を得ています。 天才子役として芸能活動をしていたかなは、作中でも早い段階から主人公「星野アクア(演:櫻井海音)」と出会っており、「星野ルビー(演:齊藤なぎさ)」とアイドルグループ「B小町」で活動する重要キャラです。皮肉屋で感情が高ぶると毒舌を吐く一面を持っており、原作でも表情がころころ変わるシーンが多くありました。 特にB小町が初めてアイドルフェスに出演するエピソードで、かながアクアに「あんたの推しの子になってやる!」と宣言するシーンでは、過去を思い出して暗くなる表情からの緩急が素晴らしく、かなからアクアへの特別な思いを感じさせます。 悪気のないルビーからの「重曹を舐める天才子役」という言い間違いへの鋭いツッコミを含め、まさにハマり役といえるキャラでした。 ●『ブルーピリオド』大葉真由(演:江口のりこ) 2017年より「アフタヌーン」で連載中のマンガ『ブルーピリオド』(作:山口つばさ)の実写映画は、主人公「矢口八虎」を演じた眞栄田郷敦さんを含め、どのキャラクターも再現度が高いことで話題を集めていました。 そのなかでも、八虎が通う美術予備校の講師「大葉真由」役の江口のりこさんは、そもそもの見た目が原作マンガと近かったこともあり、公開前から「ハマり役」と期待値が上がっていました。 185cmの長身まで再現するのは難しかったものの、大らかで明るい性格に加え、ひょうひょうとした雰囲気について「完全に大葉先生だった」「ドンピシャのキャスティングでうれしい」と絶賛の声が寄せられています。ときに厳しい言葉を投げかけながらも、難関大を目指す八虎を支える周囲の大人のひとりとして、江口さん演じる大葉先生は愛のあふれるキャラとして物語を支えました。 ●『シティーハンター』冴羽リョウ(演:鈴木亮平) 2024年4月にNetflixで配信された『シティーハンター』(原作:北条司)は、日本で初めての実写化ということもあって配信前から注目を浴びていました。 原作マンガは累計発行部数5000万部を突破する人気作であり、ファンから求められるクオリティはかなり高かったものの、過去の実写化作品でもキャラの再現度に定評のある鈴木亮平さんが演じる主人公「冴羽リョウ」には、「流れるような銃の扱い方含め原作へのリスペクトが感じられた」「もっこりダンスのシーン、声までアニメに寄せてたからすごい」「鍛え上げた筋肉をギャグシーンでだけ披露するのに逆に凄み感じる」「もはやリョウのモデルが鈴木亮平なんじゃないかと思うくらい」と、絶賛の声が相次いでいます。 ●『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』鯉登音之進(演:中川大志) 2024年10月よりWOWWOWで放送されていた実写ドラマ版『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』は、映画に匹敵するスケールの大きさとクオリティの高さで、毎週放送時はX(旧:Twitter)で関連ワードがトレンド入りする盛り上がりを見せていました。どのキャラクターも原作から出てきたかのような再現度が話題になっており、特に最終第9話で登場した「鯉登音之進少尉(演:中川大志)」には、絶賛が相次いでいます。 第七師団に連行された「白石由竹(演:矢本悠馬)」を救おうとする主人公「杉元佐一(演:山崎賢人)」たちの前に登場した鯉登少尉は、身体能力に優れたエリート将校で、薩摩の剣法「自顕流」を使う美男子ですが、上司の「鶴見中尉(演:玉木宏)」に心酔するあまり興奮すると早口で薩摩弁をまくし立てるというクセが強過ぎるキャラです。 中川さんは鯉登少尉の目を引く独特な眉毛だけでなく、「キエエエッ!」という独特な「猿叫」や杉元を追いかけて飛行船に飛び乗ろうとした際の「空中平泳ぎ」まで見事に再現しており、「完璧な鯉登少尉がそこにいた」「アニメ版の鯉登少尉(CV:小西克幸)に声まで近くない?器用な俳優さんなんだな」などの意見が出るほど、マンガ的な鯉登少尉を違和感なく実写版に落とし込んでいました。 9話放送後には「映画第2弾製作決定」も発表されており、さらなる鯉登少尉の活躍にも期待が集まっています。 ※「冴羽リョウ」の「リョウ」は、正しくは「けものへんにうかんむりなしの寮」 ※山崎賢人の「崎」は「たつさき」
田中泉