オリックス・内藤 “牧フォーム”でレギュラー奪取を狙う
オリックス・内藤が、“牧フォーム”でレギュラー奪取を狙う。 今季高卒2年目でプロ初安打も記録した未来の大砲候補は「基本僕は引っ張りの打撃で、(相手投手からは)変化球も増えてくる。今は変化球にとても弱いので、逆方向に打てた方がいろんな球種にも対応できて幅が広がる」と今季の1軍での打席経験から課題を自覚していた。11月の秋季キャンプから逆方向への打撃を意識し、左足を引いたオープンスタンスに変更。DeNA・牧をほうふつさせる打撃フォームで、11月23日から台湾で開催されていた「アジア・ウインターリーグ・ベースボール」ではリーグトップタイの2本塁打を誇った。 「僕の中では全然(牧を)マネしていないんですけど、周りからは“マネしてる?”ってよく言われます。(足を)開いた方がボールは見やすいですし、続けていこうかなと」 今月2日の同リーグ・JABA選抜戦ではプロ入り後初というバックスクリーン弾を放ち、「考え方だけでもだいぶ(打席の内容が)変わってきている。継続してオフもやりたい」と手応えを深めた。この日は大阪市内の商業施設「KITTE大阪」で行われた宮崎市観光PRイベント内のトークショーに参加。「来季は(1軍)初本塁打を打ちます」とファンに向かって宣言し、拍手喝采を浴びた。「今年も春季キャンプで怪我(左肩の脱臼で約5カ月の離脱)してスタートがよくなかったので、来年はキャンプからしっかりいいスタートを切って、1年間通して活躍できるように。結果の世界なので、そこだけを求めてやりたい」。高卒3年目を迎える来季に向け、来春キャンプでの猛アピールを誓った。(阪井 日向)