リモートファーストの企業が「高パフォーマンス文化」を維持するために行っていること(海外)
後払い決済サービスのアファームは、リモートファーストであることにこだわっているという。 だが、リモートワークで難しいのは、企業文化を浸透させ、強化する方法を見つけることだ。 COOのマイケル・リンフォードがBIに対し、チームにより効果的に仕事をさせるために使っている、アプローチの1つについて語った。 COVID-19のパンデミックの頃、後払い決済サービスのアファーム(Affirm)は、リモートファーストな企業となることに全面的にコミットすると決めた。 「そのことについて常に話し合っている」とCOO(最高業務責任者)のマイケル・リンフォード(Michael Linford)はBusiness Insiderに語った。同社は「過去を振り返った」ことがなく、「それを撤回するのは非常に難しい」とリンフォードは述べた。 「それが、我々と我々の従業員のためになると考えている」とリンフォードは述べた。 「我々は、人材という深いプールの中から採用する人物を決める。生産性は、チームにすることで手に入れる」 だが、リンフォードによると、企業文化を存続させるだけでなく、繁栄させる方法を見つけることには手こずっているという。 特に、リンフォードが指摘したのは、アファームの創業者でCEOのマックス・レブチン(Max Levchin)が「高パフォーマンス文化」と呼ぶものを築くことの重要性だ。真のフィンテック・ファッションにおいては重要な指標となっており、四半期ごとに追跡されている。 最近のブログ投稿の中でレブチンはこの言葉を、「会社のために可能な限り効率的な方法で生産的な仕事をして、他の人もそうできるように助けながら、概ね楽しむことができる文化」と定義した。 レブチンによると問題は、企業が実際これをいかに遂行するかということ、そして何を避けるべきかということだという。 高パフォーマンス文化に完成はないとリンフォードはBusiness Insiderに語った。「それは、集中力の継続によるものだ」とリンフォードは述べた。 今、リンフォードが注目しているアプローチの1つは、日々の作業を最大限にしようとすることよりも、人と顔を合わせる機会を作ることだ。特に、リンフォードや約40人の従業員が暮らす、テキサス州オースティンのような都市で。 「四半期に数日だけでも、ウィワーク(WeWork)を利用すれば、皆で集まることができる」とリンフォードは述べた。 「一緒に仕事をしてるかどうかは、ポイントではない。実際、一緒にしているわけではない。文字通り、仕事は重複していない」 「ポイントはそこではなかった。アファーマーたちが一堂に会するということだった」とリンフォードは付け加えた。 「そここそが、文化が強化される場所だ」 会社中の人々が集まる。例えば、アンドロイド(Android)のエンジニア、採用担当者、人事チームのメンバー、そしてCOOも。それは、「アファームは個人の協力によって成り立っている」というレブチンの価値観を強調する。 同時に、そうした機能を超えたコワーキングは、企業が「内部対外部」という落とし穴に陥るのを回避するのに役立つようだ。アファームではそうしたダイナミズムは禁じられているとレブチンは言う。 「マックスがそう書かざるを得ないと感じたのは、我々が文化を作りっぱなしにしてしまわないようにしたいからだと思う」とリンフォードは述べた。 「我々は、チームが感じ、考えていることなどに対して、確実に影響を与え、足跡を残したいと思っている」
Dominick Reuter