幕内・佐田の海が現役3位の通算700勝 「同じくらい負けているけど励みになる」
◆大相撲夏場所5日目(16日、東京・両国国技館) 幕内・佐田の海(境川)が通算700勝を挙げた。元大関・正代(時津風)にもろ差しとなると、一気に寄り切った。「一気に走ろうとは思ってなかったが体が反応してくれた」と会心の相撲にうなずいた。3勝2敗と星が先行し、「初日と2日目が悪すぎた。流れはこれから」と意気込んだ。 2003年春場所で初土俵。こつこつと積み上げた700もの白星は現役で3位だ(1位は玉鷲の803勝)。「勝った分同じくらい負けている(703敗)。けれど、励みになる」とかみしめる。37歳のベテランは、新たな気持ちで土俵に上がる。
報知新聞社