キャサリン皇太子妃、ウィンザー城へ帰宅。今後の公務の予定は?
9月17日、キャサリン皇太子妃が公務に復帰した。細心の注意を払って実施された公務復帰を報じたのは英「テレグラフ」紙だ。同紙によると、王室の公式活動記録である「王室行事日報」に、ウィリアム皇太子の妻がウィンザー城で王立財団乳幼児期センターのメンバーやケンジントン宮殿のスタッフと幼児期プロジェクトの会合をおこなったと記載されていたそうだ。今年の6月15日の祝賀軍事パレード「トゥルーピング・ザ・カラー 」や、1ヵ月後のウィンブルドン男子決勝戦観戦を除けば、皇太子妃が王室行事日報に記録される公務を最後におこなったのは昨年12月12日のことだった。
緩やかな公務復帰
キャサリン皇太子妃が快方に向かっていることは知られていたが、公務復帰の日程は発表されていなかった。9月9日に公開された動画で、皇太子妃はがん治療の化学療法が終了した喜びを前向きな言葉で発表しつつ、慎重な姿勢も見せた。「再発させないために手を尽すことが今の私に一番大事なこと」と語り、「化学療法は終わりましたが、回復と完全な健康への道のりは長いものです。日々をやり過ごしていくしかありません」とも述べた。動画公表の翌日、ウィリアム皇太子も訪問先のウェールズのラネリで、根気と控えめな楽観主義が必要との考えを示し、皇太子妃の治療が終了したことについて、「朗報ですが、まだ長い道のりです」と語った。 テレグラフ紙の取材に応じた情報筋によると、キャサリン皇太子妃は「こなせそうな場合に」予定を入れるだろうとのことで、現時点では 「負担の少ないプログラム 」と 「ほんの一握り 」の予定しか入っていないそうだ。健康状態が許せば、11月には退役軍人とその家族を讃える「リメンバランス・サンデー」の式典に出席するだろう。また、12月には毎年恒例の、ウェストミンスター寺院でのキャロル・コンサート主催も予定されている。
text: Camille Lamblaut (madame.lefigaro.fr)