悠仁さま 学術会議に研究成果…「皇居のトンボの生態」について
日テレNEWS NNN
9月に成年を迎えられる秋篠宮家の長男、悠仁さま。26日、国際昆虫学会議で、悠仁さまが関わった研究内容が発表されました。 ◇ 秋篠宮ご夫妻は25日、京都市を訪問し、昆虫学に関する世界最大規模の学術会議である「国際昆虫学会議」の開会式に出席されました。高校3年生の長男、悠仁さまも私的に日帰りで訪問し、客席で出席されました。
昆虫に関心の深い悠仁さまは、式典後には研究者らのポスター展示を見て回られました。 「ナイス トゥ ミート ユー」 ドイツのトンボ研究者の説明を受けた際、悠仁さまは「この中でいくつ日本の種がいますか?」などと英語で質問されたということです。 そして26日、国際昆虫学会議で発表されたのは「皇居のトンボ相」というタイトルの研究です。悠仁さまは4人の研究者とともに研究に臨み、皇居内のトンボの生態について、「ポスター」を掲示する形で発表されたのです。
悠仁さまと共同で研究を行った国立科学博物館の研究者は… 悠仁さまと共同で研究 国立科学博物館・清拓哉研究主幹 「悠仁さまは夕暮れ時になっても、走るんですね。『あちらの池の方がトンボが面白そうだから見てきます』と、ダッシュでかけていく。信じられないような『元気』『体力』が有り余っている様子というのが記憶に残っております」 悠仁さまらのポスター展示を見た研究者からは… ドイツの研究者 「日本のいずれ天皇になる人が、自然のこのような部分に興味があり、生物に思いを寄せ、科学的な興味をもたれていることは、素晴らしいことだと思います」
日本テレビは、この学術会議の組織委員会の議長でもある、玉川大学の小野正人教授に話を聞くことができました。 第27回国際昆虫学会議・組織委員会議長 玉川大学・小野正人教授 「皇居の中でトンボ相がどうなっているのか、見た瞬間にわかるような、わかりやすい写真と文章。シンプル・イズ・ベスト、そういう感じのポスターだった。(25日の悠仁さまとの懇談で)客観性と独創性と論理の一貫性、研究者に必要な3つのことが、どんどん備わってきつつある。研究者としての成長ぶりを感じとってうれしかった」