吉本新喜劇とサンスポがコラボ! 乳首ドリルの吉田裕を座長に迎えてサンスポ記者が脚本家デビュー
コラボすんのかい! 65周年を迎えた吉本新喜劇とサンケイスポーツが初のコラボ公演を開催することが2日、分かった。11月3日、大阪市中央区・吉本新喜劇セカンドシアターの夜公演で、乳首ドリルのギャグで知られる吉田裕(45)を座長に迎え、本紙芸能担当、渡辺洋次記者(35)が脚本家デビュー。作家志望だった記者の思いに吉本新喜劇の間寛平GM(74)が応え、前代未聞の企画が実現した。 【写真】渡辺洋次記者の作った新喜劇のプロットを見て打ち合わせする吉田裕座長 大阪の笑いの象徴とサンスポがタッグを組む。あらゆるコンテンツとコラボし、名だたる有名人が舞台に立ってきた吉本新喜劇。最近では大阪・関西万博公式キャラクター、ミャクミャクや人気アイドルグループ、WEST.が出演。過去にはジャッキー・チェン(70)ら世界的スターが足を踏み入れた。今回は、取材する側のスポーツ紙の記者が、舞台の脚本家として裏方に回るという前例のない企画だ。 担当する渡辺記者は2016年から文化報道部に所属。新喜劇や宝塚歌劇など舞台演芸を取材していくうちに脚本に興味を持ち始めた。17年に吉本新喜劇脚本家オーディションに応募したが、落選。その後も小説やラジオドラマなどのコンクールに応募していた。 きっかけは昨年12月、「淀川寛平マラソン」の控室で渡辺記者が寛平と雑談をしていたとき。過去にオーディションを受けたことを知っていたこともあり「いっぺんやってみたら?」と背中を押された。寛平は22年に吉本新喜劇GMに就任以降、若手にチャンスを与えてきた。寛平の後押しを受けた渡辺記者が吉本社員に台本を送り続けたことで、話が具体化した。 会場は「吉本新喜劇セカンドシアター」(YES THEATER=なんばグランド花月地下)。寛平GMの意向でニュースターの発掘、研鑽の場として若手中心に上演されており、約300人を収容する。脚本家デビューとなる渡辺記者にとっては、腕試しにぴったりの舞台となる。 お芝居を引っ張る座長は、乳首ドリルすんのかい!!などのギャグで人気の吉田に決定。吉田は「新喜劇を書きたいっていう方が記者の中にいると聞いたのは初めて。(渡辺記者は)ずっと取材されていましたし、新喜劇が好きな方で作り上げる楽しみなイベントです」と期待を寄せた。大役を担う渡辺記者は「私の念願がかなった形ですが、思い出作りにするつもりは毛頭ございません。チケットを買って劇場にお越しくださるお客さまに納得していただける新喜劇を目指します」と気を引き締めた。 芸能記者ならではのストーリー展開で、笑いにうるさい浪速のお客さんを満足させることができるか? 出演者の顔触れは? 発案者寛平の乱入はあるのか? ♪ホンワカパッパ~のBGMとともに前代未聞、サンスポ×新喜劇コラボの幕が上がる。