吉本新喜劇とサンスポがコラボ! 乳首ドリルの吉田裕を座長に迎えてサンスポ記者が脚本家デビュー
★作家への道
吉本新喜劇の作家になるには、様々なパターンがあるが主に3つ。一つは、不定期で開催されるオーディションに合格すること。もう一つは、吉本興業が運営する養成学校「よしもとクリエイティブアカデミー(YCA)」のライターコースを受講すること。だが、最も多いのは、懇意にしている座員を通じて志願する形。座員とつながりのある元芸人が作家になったり、放送作家や構成作家が新喜劇と掛け持ちしていることが多く、一般の人が作家になるには狭き門といえる。
■吉本新喜劇
吉本興業所属の芸人による喜劇で、ギャグを中心にしたドタバタコメディー。なんばグランド花月(NGK)などで上演され、その模様は関西地区では土曜の昼にMBSで放送される。1959(昭和34)年に吉本ヴァラエティの名称で発足し、花紀京、岡八郎らが一時代を築いた。91年にはチャーリー浜が「○○じゃあ~りませんか」で流行語大賞を受賞。その後も藤井隆の「HOTHOT!」や未知やすえの「怖かった…」のギャグが大ヒット。小籔千豊らが全国区で活躍している。
■吉田裕(よしだ・ゆたか)
1979(昭和54)年3月29日生まれ、45歳。兵庫県高砂市出身。2000年、吉本総合芸能学院(NSC)に大阪23期生として入学。05年に「第1個目 金の卵オーディション」に合格し、吉本新喜劇入団。馬面の容姿から「マキバオー」といじられ、代表ギャグ「乳首ドリル」は全国区に。18年に新喜劇座員の前田真希と結婚。
■渡辺洋次(わたなべ・ようじ)
1988(昭和63)年10月6日生まれ、35歳。静岡県浜松市出身。2012年入社。同年の高校野球を担当したが、大谷翔平を取材したことがない。その後、プロ野球・阪神などを経て、文化報道部。趣味はサッカー。PKを蹴る方向は大体左。ボールに水は掛けない派。