去年は“令和の米騒動”も…JAコメの安定供給へ課題は“適正な収穫量”確保「新潟がトップランナーであるために」
NST新潟総合テレビ
“令和の米騒動”とも言われた去年のコメ不足を受け、JA新潟中央会は「新潟がコメ作りのトップランナーであるために、今年、適正な収穫量を確保し需要に応えたい」としています。 おととしの猛暑で精米したあとにとれる量が減少したことやインバウンド需要の増加などから去年は、新米が出回る前の夏場にコメの在庫が不足。 また、去年の米の作況指数は『98』で、2年連続で『やや不良』となりました。 また、県農業再生協議会によりますと、今年6月末の主食用米の在庫量はコメ不足となった去年をやや下回る見込みで、県は今年のコメの生産量を1.89万トン増やす方針を示しています。 JA新潟中央会の伊藤能徳会長は、1月7日の会見で、コメの安定供給に向け、適正な収量の確保が課題だと強調。 【JA新潟中央会 伊藤能徳 代表理事会長】 「実際、全国の市場の卸からたくさんのオーダーをいただいているので、やはり新潟県が(コメの)トップランナーになるには、それ相当のコメの量が必要だと考えている。しっかりと、また全農含めて対応していきたい」 一方、コメの価格については「高値がしばらく続く」という見方を示した上で… 【JA新潟中央会 伊藤能徳 代表理事会長】 「(コメは)お茶碗1杯50円前後というところだと思う。以前は30円ぐらいだったと思う」 資材の高騰が長引く中、「農家がコメ作りを継続するために、コメの価格が上がることは必要だ」と述べ、消費者に理解を求めました。
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