<舞-HiME>“サンライズ初の萌えアニメ”20周年 久行宏和描き下ろしビジュアル&イラスト 小原正和監督コメントも
◇キャスト(敬称略)
鴇羽舞衣:中原麻衣▽玖我なつき:千葉紗子▽美袋命:清水愛▽宗像詩帆:野川さくら▽藤野静留:進藤尚美▽珠州城遥:柚木涼香▽菊川雪之:能登麻美子▽杉浦碧:田村ゆかり▽結城奈緒:南里侑香▽原田千絵:斎賀みつき▽瀬能あおい:新谷良子
◇小原正和監督のコメント
えーと、とりあえず、舞-HiME20周年おめでとうございます。はい、有難うございます。どういたしまして。監督の小原です。
あのー、最初っからで申し訳ないですけど、大昔の作品を突然思い出したように引っ張り出してきて○○周年とかやるのって、一体どうなんでしょうかね? マクロスとかソードみたいな押しも押されぬやつならまだしも、舞-HiMEですよ? 自分で言っちゃって悪いけど結構なオワコンじゃあないですか? 大丈夫? スベったりしません? 画角が4:3なんですよ? イベントが閑古鳥でなんて目も当てられないですよ?
スイマセン、そんな事も言ってられないのでそれらしい思い出話などをしようと思いますが、そうですねー、思い出すことといえば、時期はいつ頃だったかわかりませんが、確か舞-HiMEがOAになるかならないか位の頃じゃなかったですかね。
古里プロデューサーに突然スタジオから結構離れたファミレスに連れて行かれたんですけど、席に着いたところで古里さんの携帯に電話がかかってきてフイッと出て行ってしまい、こっちはそこから1時間40分近く茶一つで待ってる事になるわけです。ちなみにこれは古里アルアルでいつもの事です。当時の携帯は今のスマホみたいに暇潰し機能なんて無いですから、卓の上のメニューを隅々まで目を皿で眺めて待っていると、ようやく戻ってきて言うには、「俺と久行と吉野でな、クリエイターズ・ユニットとして華々しく売り出そうと思う。お前は関係ないので好きにしなさい」みたいな事を言って、その後また車に乗ってサーっとどこかへ去って行かれたんですよ。