“加齢臭”は香水でどうにかできる?【香水の正しい使い方】をプロが徹底解説!
コロナ禍以降、さらに人気が高まっている香水。今回h、香水をより素敵に、楽しくつけこなすために、専門家にそのHOW TOを教えてもらいます。 【香水診断】あなたの“隠れた魅力”から、ぴったりな香水は?
教えてくれたのは……牧野和世さん
ビューティプロデューサー・香水コーディネーター
「香水をつけてもすぐに香りが飛んでしまう」この原因と対策法は?
体質で香りが飛びやすい人もいます。肌には直接つけずに、洋服にオンしてみて 牧野和世さん 香りが飛びやすい体質ってあるんです。その場合、たくさんつけても香りが持続しないため、つけるなら洋服に。また、香りは背中側から香らせた方がふわっと広がるので、衣類の腰や背中、ジャケットのタグのあたりにつけましょう。
「香水をつけて日光に当たるとシミができる」って本当?
牧野和世さん シミの原因になる!とは言い切れませんが、香水にはアルコールが含まれていますし、日光に当たることで変化するもの。刺激になることは間違いないので、紫外線があたらない部分につけるように心がけましょう。
日本の「高温多湿な気候」は香り方にどんな影響がある?
湿度が低い方が、香り立ちはより軽やかになります 牧野和世さん ヨーロッパなどの湿度が低い地域では、香水はより軽やかに、原料に忠実に香る傾向があります。湿度が高いと、香りが重くなるだけでなく、汗や皮脂に混ざることで香りが濁りやすくなるのです。私が、“香水は肌に直接つけない方がおすすめ”とアドバイスするのもそのため。ただ、湿度が高いと香りが甘くなるという傾向があるので、そこを利用して雨の日にメンズの香りや普段だとちょっと強く感じる香りを少量まとうと、ちょうど良いバランスで甘く、セクシーに楽しめます。また梅雨などの高温多湿な時期におすすめなのが、石鹸系のクリーンな香り。柑橘系は体臭と混ざると苦味が出ることがあるので、夏場など湿度の高いシーズンの使用は気をつけましょう。
加齢臭は香水でどうにかできる?
ローズマリーなどはおすすめですが、一番の対策は生活習慣を整えること! 牧野和世さん 加齢臭はほこりのような匂いが特徴。これは、汗や皮脂などに雑菌が繁殖することで発生する匂いなので、ローズマリーなど抗菌作用のあるアロマの香りならば、多少は和らげることはできるはず。ただ、それも一時凌ぎにすぎないので、一番の対策は生活習慣の改善。体臭は乱れた生活習慣が原因で強くなる場合がほとんどですから、水分をたっぷり摂り、タバコやアルコールを控え、肉類多めの食生活を見直す。さらに睡眠を十分にとって、毎日入浴して体を清潔に保ちましょう。これを実現できれば、加齢臭の発生はかなり抑えられるはず。