特殊詐欺を未然防止 郵便局局員に感謝状/埼玉県
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、吉川市の郵便局員に地元の警察署から感謝状が贈られました。 感謝状が贈られたのは、吉川郵便局で窓口担当を務める小原真弓さんと葛野誠局長の2人です。 小原さんは5月18日、郵便局を訪れた市内の80代の女性から、「息子が入院したから100万円を下ろしたい」などと依頼されました。 詐欺を疑った小原さんは、局内で共有されているチェックリストに従い、身分証を提示するよう求め、女性を一旦、自宅に帰しました。 その後、女性が再度、訪れ、今度は、「200万円を下ろしたい。下ろせるだけ下ろしたい」などと、内容が違う申し出をしたため警察に通報して、被害を未然に防いだということです。 また、25日は市内を流れる中川に入って自殺しようとしていた20代の女性を保護したとして、県警捜査三課の高井研市課長に吉川警察署の署長が感謝を伝えました。 高井課長はことし4月、休日で散歩していたところ、女性の姿を見かけ、自ら川に入って救助したということです。 高井課長は過去に、10年間にわたって県警の水難救助隊の隊員だった経験がありました。