自動で点灯・消灯する人感センサーライトは電気代が高いというイメージですが、節電になるって本当でしょうか?
「人感センサーライトを設置すると節約になるって聞いたけど本当?」「節電できるのであれば、わが家にも設置したい」などと、考えている人もいるでしょう。電気代が気になる人にとっては、気になるポイントです。 結論から述べると、人感センサーライトの設置で電気代を節約できる可能性があります。本記事では、節電・節約につながる理由などを分かりやすく解説します。
人感センサーライトとは
人感センサーライトとは、赤外線で人の動きを感知して、自動で点灯・消灯するセンサー付きライトです。人感センサーを内蔵しているLED照明や、壁や天井などに別付けの人感センサーを設置するタイプがあります。 センサーが反応する距離、センサーが反応してからの点灯時間、センサーの感度などは製品で異なります。人の動きに反応して点灯するため、防犯用と思われがちですが、現在では住宅の玄関や廊下、トイレなどでも用いられています。人感センサーライトの魅力は、消し忘れがなく無駄な電力を消費しにくいことです。
人感センサーライトが節電・節約につながる理由
人感センサーライトは、次の理由から節電・節約につながる可能性が高くなります。 ■LED照明だから消費電力が少ない 人感センサー付きの電球は、ほとんどがLEDです。環境省によると、電球型LEDランプは、一般電球よりも消費電力が約85%も少ないとされています。 例えば、消費電力7.2Wと57WのLED電球の場合、電気代は「消費電力×使用時間/1000×電力料金単価」で求められるため、照明の数が1個で、使用時間が10時間、電力料金単価が31円/kWhであれば、前者の電気代は約2.2円、後者の電気代は17.67円になります。 人感センサーライトは待機消費電力もかかりますが、非常に小さいため電気代に大きな影響は与えません。自宅で白熱電球を使用している場合、人感センサーライトへ交換すると電気代を節約できるケースが多いでしょう。 ■自動消灯だから消し忘れがない 人感センサーは、人の動きを感知して自動で点灯・消灯を行います。自動で消灯まで行うため、照明の消し忘れを防げます。例えば、トイレに設置すれば、照明を消し忘れたまま数時間経過してしまうことなどを防げるでしょう。大幅な節約につなげることは難しいかもしれませんが、積み重なるとそれなりの節約につながることが期待できます。