「解体費込みで2億円」 大阪・関西万博で注目のトイレ 設計者は「実験的な試みに金額を投じているという認識」
(大同大学 米澤隆准教授) 「『万博2億円トイレ』『デザイナーズトイレ』とパワーワードが一人歩きしている印象がある。ともすると2億円もかけてゴージャスでリッチなトイレを作るという認識があるのでは。でも実際は、未来の社会にメッセージを発したり、新たな建築のあり方にチャレンジするという実験的な試みに金額を投じているという認識」 米澤准教授は「社会の変化にあわせて生き物のように生まれ変わる建築」を目指したとしていて、このトイレは万博閉会後は分割し、別の場所に移転して使い続けることができます。 (大同大学 米澤隆准教授) 「移設、転用をメインコンセプトに据えて設計しているので、(開催期間の)半年だけのための建築でない」 夏ごろの着工に向け、現在、業者の選定が進められていて、建設に遅れは出ていませんが、こんな課題も… (大同大学 米澤隆准教授) 「予期できない状況で建築資材が高騰したり、人件費が上がっている」 また、「万博」を巡る工事特有の懸念も… (大同大学 米澤隆准教授) 「世間の批判的な声もあって、業者が万博に希望を持って取り組むのかという懸念」 開催まで残り1年…こうした課題をスッキリ水に流し、希望あふれる万博になってほしいものです。
CBCテレビ
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