「おっさん」謎のアカウントがアニメ化告知→公式だった Xの規制に翻弄されるも「むしろアリ」と思わぬ反響
ファンタジー小説『片田舎のおっさん、剣聖になる』のテレビアニメ化が決定し、2025年4月よりテレビ朝日系での放送されることが1日に発表された。原作は550万部を超える人気シリーズなだけに発表直後より注目を集めた一方、宣伝まわりでは思わぬトラブルが発生している。 【画像】『片田舎のおっさん、剣聖になる』釈明するポストに7万いいね&最新ビジュアルとアニメ化イラスト 本発表は18時に解禁された公式サイトやメディア記事により大々的に伝えられたほか、同時オープンした公式Xアカウント(@ossan_kensei)でも発表された。しかし、当該アカウントの名前は「おっさん」、アイコンも「初期設定風の人形」になっており、到底公式アカウントとは思えない様相に。
「公式アカウントです!」失態と思いきや意外と好評のようで…
当初は「本当に公式?」などと疑問を持つ意見もあったが、公式はあらかじめ「誠に申し訳ございません。アイコンとアカウント名が諸事情のため変更できなくなっております。」との投稿している。続けて、「アニメ公式アカウントです!ぜひフォローお願いします!!」として、公式であることを主張した。 また、原作刊行元のスクウェア・エニックスノベルもこれの投稿を引用する形で「まごうことなき『片田舎のおっさん、剣聖になる』アニメ公式アカウントでございます!!」と補足説明し、復旧まで待つよう求めた。 アニメ作品のX公式アカウントは事前の「アニメ化」情報漏えいを防ぐために、アカウント名やアイコンを特定されないように、解禁直前まで“仮”のものを設定するのが通例となっている。しかし、Xでは作って間もないアカウントが悪質なbot運用をされないよう、プロフィールを大幅に変更する場合に予告なく「規制」をかけることがあり、本件もこの事案に直面した可能性が高い。 そして、こうした問題が起こった場合は宣伝まわりとしては“失態”とも捉えかねない。しかし、今回の場合は原作人気が高かったこと、「おっさん×初期アイコン」というシュールすぎる光景だったことから、「一言でまとまってるw」「むしろアリ」「このままおっさんがやってる設定で…」「このまま宣伝アカウントとして続行してても面白い」と意外と好評のようだった。 ちなみに、今回と全く同じ問題が先月7月にも発生。KADOKAWAが発表した『クレバテス-魔獣の王と赤子と屍の勇者-』のアニメ化では「くれ」という名前から変わらない事案に直面しており、宣伝広報を悩ませているようだ。 『片田舎のおっさん、剣聖になる』は2025年4月よりテレビ朝日系全国24局ネット「IMAnimation」枠・BS朝日にてTVアニメ放送開始。発表にあわせてティザービジュアルとPVも公開されているのでこれを機にチェックしてほしい。 ©佐賀崎しげる・鍋島テツヒロ/SQUARE ENIX・「片田舎のおっさん、剣聖になる」製作委員会
オタク総研編集部2班