「核のボタン」巡り冗談? バイデン氏「世界粉々に」
【ワシントン共同】バイデン米大統領は29日、西部コロラド州を訪れた際、核攻撃を命じるための「核のボタン」に唐突に言及し、自身の随行者が「世界を粉々にする暗証番号を持っている」と述べた。冗談を言おうとしたとみられるが、核大国の指導者として軽率な発言。不適切だとの批判を呼びそうだ。 核のボタンは「フットボール」と呼ばれる革のかばんで、大統領が攻撃を命じるための機器が入っているとされる。軍から派遣された要員が運びながら大統領の行く先々に随行。大統領は核使用に必要な暗号が書かれたカード、通称「ビスケット」を常に持つとされる。