『アナと雪の女王』 大ヒットを支えた高い技術力
劇場でも興行収入249億円を超える大ヒットを記録し、7月16日に発売されたMovieNEX(DVD、ブルーレイなどのパッケージ)の100万枚を突破する等、快進撃を続けるディズニー映画『アナと雪の女王』。ストーリー、音楽もさることながら、アニメーション制作の高い技術が大ヒットを支えている。
本作で特徴的な『雪』の制作を担当したプリンシプル・エンジニアのアンディ・サリ氏ら技術班は、雪をリアルに表現するために、独自で『マッターホルン・シュミレーター』というシステムを開発。「さらさらの粉雪や、塊になった雪など、アニメーターが数値を変えれば、自由に表現したい雪を作ることができようになった」とサリ氏。ストーリー全体を通して描かれている『雪』を、鮮やかに表現することに大きく貢献している。 また、システムを開発するために、リサーチも徹底して行った。アメリカ、カリフォルニア州とネバダ州境にあるスキーリゾート地、タホ湖に出かけ、実際の雪を使った実験を繰り返した。「(表現する映像に)説得力があるのか、など意見が出た。なので、実際にタホ湖に出かけて、実験を繰り返したら、本物の雪と同じ結果になったよ」(サリ氏)と振り返る。「難しいショットのために開発したものが、結果的にさまざまなシーンに使われ、作品全体のクオリティを向上させることができた」と、高い技術によって、表現力の幅を広げることに成功している。 劇場公開時から、「描かれている雪がリアル」という声が多く聞かれ、高く評価されていた本作。今回発売されたブルーレイでは、より鮮明な映像で「雪」の表現力を楽しむことができそうだ。 「アナと雪の女王 MovieNEX」(4,000円+税) 2014年7月16日(水)発売 ブルーレイ/DVD 同時レンタル開始 2014年7月9日(水)オンデマンド先行配信開始 (C)2014 Disney